阪神住建で経験出来る仕事と現場社員の声

株式会社阪神住建に入社するとどのような仕事を担当する可能性があるのでしょうか。
幅広い事業を展開する同社では総合職で入社した場合と一般職で入社した場合で異なるようです。

●さまざまな部署を経験する総合職とサポート役の一般職
阪神住建に総合職で入社した場合、さまざまな仕事に携わるチャンスがあるようです。
用地部では分譲マンション用地や収益不動産建設地、アミューズメント、ホテル建設用地の仕入や事業計画の立案、実施などを担当することが出来ます。
不動産業の花形とも言える仕入業務を担当したい人は総合職が向いているようです。
開発部ではゼネコンへの発注業務やマンション建設が計画通りに進んでいるかの工事監理、分譲後の顧客へのアフターサービスが主な仕事になります。
営業部では阪神住建の開発物件であるキングマンションやアッシュシリーズの販売。
不動産賃貸事業部では同社所有の賃貸ビルや賃貸マンション、駐車場などの仲介と管理業務があります。
他に各事業所では温泉施設であるスパワールド、マリーナ、阪神ゴルフセンター、ホテルなどの運営業務となっています。

これに対して阪神住建の一般職の場合は経理・総務などの事務と営業サポートとなっています。
事務作業に徹したい、サポート役が向いているという人は一般職が向いていると言えます。
総合職と一般職では給与と勤務時間などの差があるようですが、いずれも大阪市内勤務となっており、転勤はないようです。

●社員が語る阪神住建の魅力
阪神住建で働く魅力はどのようなものでしょうか。
リクナビサイトに掲載されていた同社社員の方からの声を紹介します。
総合職で入社された同社の井出さんによると、さまざまな事業に携われることが阪神住建の大きな魅力だと語られています。
会社とともに自分自身が成長できるような新しいことに挑戦できる環境が整っているようです。
用地部の田川さんは将来形として残せる仕事にやりがいを感じています。
大きなお金が動くので緻密な調査が必要のようですが、一人で案件を任されるようになってきたときとてもうれしかったと語っています。
また開発部の濱田さんは売値をシミュレーションし、工事を発注する仕事を担当しています。
日々コツコツ業務に取り組むうちに仕事を任せてもらえるようになりスケールの大きな仕事をやることにやりがいを感じていました。
スパワールドで働いている松本さんはテナントの売り上げ管理を担当されています。チームで目標を達成したときの嬉しさと1から仕事を作り上げていく面白さを語られています。
経理部の皆見さんは入出金の管理や接客などを担当されています。
分からないことを放置せずに簿記資格にも挑戦し、新しいことを吸収することで自身の成長につなげているようです。
会社を支えるやりがいのある仕事だと語られています。

阪神住建は平均年齢が35歳ですが、若い社員が生き生きと働いているのに驚かされます。
同社で働かれている方は部門に関わりなく、与えられた仕事に対して前向きで大きなやりがいを感じているのが大きな特徴だと思いました。
それは「仕事が人間を大きくする」という同社の指導方針の下で、若い社員にチャンスと権限を与え、どんどん大きな仕事を任せているところから生まれているようです。

阪神住建への応募方法と選考基準

株式会社阪神住建では比較的若い時から責任のある仕事を任されるため、仕事を通じての成長と大きなやりがいを求めている人は注目すべき企業です。
また大阪で不動産会社に就職したい人に常に人気がある企業です。
阪神住建に興味を持った方はどのように応募すればよいのでしょうか。
採用方法ですが新卒とキャリア採用、技術職採用の3種類があるようです。

●新卒採用はリクナビ・マイナビサイトからエントリー
阪神住建では毎年定期的な新卒採用を行っています。
エントリーの方法ですが、リクナビ・マイナビからエントリーし会社説明会の予約をします。
説明会は大阪市福島区吉野の本社で1月に開かれています。
説明会では会社、仕事の理念などについて詳しい説明を聞くことが出来、また質疑応答が行われます。
こちらの段階で応募希望者に対して書類選考が行われます。面接は複数回に亘り行われます。
面接試験の段階で一般常識や適性試験もあるようです。
採用は書類、面接、適正検査、一般常識テストを総合的に加味して判断されるようですが、人物重視の選考になっているようです。
どんな仕事、課題にも興味を持って果敢に挑戦出来る人が阪神住建の採用方針として望まれています。
学生時代に何かにチャレンジしたような経験がある人は向いているようです。

●出身大学は関西が多く文系学部が有利
リクナビによれば阪神住建の新規学卒者採用予定数は10~15名となっていますが、2014年から2016年の三年間の採用実績を見てみると6人から7人と狭き門のようです。
同社の応募資格は短大、大学、大学院卒業見込み者に限っています。
出身大学を見てみると国公立から私立までまたがっていますが関西の大学が多いようです。
学部については文理問わず、全学部全学科となっていますが文系学部出身者が積極的に採用されている模様です。
また留学生にも門戸が開かれています。

●キャリア採用と技術職採用は通年
阪神住建のキャリア採用では総合職(正社員)のみの募集となっています。
応募資格は不問ですが、不動産業界経験者歓迎とされています。
エントリー方法は新卒と異なり、履歴書と職務経歴書を大阪の本社へ郵送後、書類選考があります。
合格者へは面接日時等が電話で伝えられます。
勤務地職務内容については新卒総合職とほぼ同じ内容となっていますが、給与は経験、能力を考慮した上で決定されます。

阪神住建の会社情報を見てみる

また技術職の採用も行われています。
職種は2種類あります。
一つ目は営繕担当チーフで仕事内容は阪神住建の賃貸物件の維持管理、退去時立ち合い、修繕・リフォーム発注、簡単な修繕作業の他緊急時対応となっています。
応募資格は年齢不問で普通自動車免許(AT限定可)があるといいようです。
もう一つはアフターサービス、設計・施工管理、マンション管理などの技術職です。
こちらも年齢不問ですが、建築業・マンション管理業などでの実務経験があることが必須となっており、
建築士や施工管理技士などの建築関連資格を有している場合は選考に有利になるようです。
技術職の場合も履歴書・職務経歴書を希望職種を明記した上で阪神住建本社へ郵送後、選考となるようです。

さまざまな職種がある阪神住建。何事も0から1にすることが一番大変ですが、全ては行動を起こすことから始まります。
興味を持たれた方はまずは企業研究やエントリーなど行動に移してみてはどうでしょうか。

阪神住建の職場の雰囲気を同社ブログから読み解く

就職先を選択する中で応募先企業の職場の雰囲気などは一番気にかかるところです。
大阪市に本社を置く総合不動産企業の株式会社阪神住建は社員が交代で会社を代表してブログを執筆しているため、社内の様子がとても分かりやすいです。
今回は同社HPとそのブログから見えた阪神住建の会社概要と職場の様子をご紹介します。

●株式会社阪神住建の会社概要
阪神住建は幾つかの関連会社を持っており全ての社員数は450人ですが、本社内に限ると約100名の中堅企業です。
設立は1972年で伝統がある会社です。
資本金は1億円で2017年度の売上高は約64億円、代表取締役以下4名の取締役と監査役1名がいるオーナー会社のようです。
特定建設業と1級建築士事務所、宅地建物取引業の免許を持っている不動産総合ディベロッパーです。

●社員旅行は年2回でゴルフが盛んに行われている
社員のブログは定期的に更新されていて、それを読んでみると社員旅行や親睦会など社内イベントが盛んに行われています。
それによると、昨年の社員旅行は熊本と北海道へ行ったようです。
いずれの旅行もゴルフ組と観光組に分かれ、男性はゴルフで女性は観光の参加者が多いようです。
アミューズメント事業部で阪神ゴルフセンターを運営している同社はゴルフ好きの方が多いように見受けられます。
そのためかゴルフコンペも年に数度開かれている様子です。
またサークル活動も行われており新年にはお茶会が催された様子です。
着物を着た凛とした様子で会社の役員や関係者の方にお手前を披露していました。
一般職の社員は全員が茶道部に参加し、毎週金曜日に茶道の稽古をされているようです。
これらの親睦会や社員旅行の企画や準備は総務部の一般職の方が担当されているようです。
総務部と経理部は女性の方の比率が圧倒的に多いみたいです。

●食べるものには事欠かない便利な立地とパンの日
阪神住建の本社は大阪メトロ野田阪神駅の近くにあるため、ランチタイムには食べる場所に困らないようです。
付近には定食屋やラーメン屋、おしゃれなカフェなどさまざまなお店が軒を並べているとのこと。
仕事終わりには部門によっては飲みに行くことも多いようです。
また、月水金には「パンの日」として社内では知られています。
会社が福利厚生の一環として障がい者施設からパンを購入しており、それを社員に無償で配っているのです。
本業以外の社会貢献活動に積極的な一面がここにも見てとれます。

●ブログでわかる仕事の概要
他にブログでは仕事の内容や社内の様子など写真付きで詳しく説明してあります。
賃貸事業部の方のブログではコミュニケーションが大切で情報を共有できるように会議がある様子が書かれています。
また本社内での部署移動も多いようで新しく移動してこられた方の紹介などもあります。
営業部の方のブログを見てみると、営業部は外回りが多いためか個人の仕事に関することが多く書かれています。

ブログの幾つかの写真や文章を見ると、社員の皆さんがとても生き生きしているのが印象的でした。
役職や年齢に関係なく仲がいいのが阪神住建のいいところだとある社員の方が書かれていました。
コスト削減で社員旅行や親睦会をやらない会社が多い中、阪神住建は社員の親睦に力を入れている会社のようです。
阪神住建に就職を希望している方は、一度ブログを覗いてみてはどうでしょうか。

キングマンションシリーズに見る阪神住建のブランドコンセプト

就職を希望する企業の看板商品(ブランド)を知ることは会社の本質が見えるので大切なこと。
そこで今回は大阪市に本社を置く不動産ディベロッパー株式会社阪神住建の看板商品であるキングマンションについて調べてみました。

●揺るぎないコンセプトの下に信頼と実績を積み重ねてきた
関西ではよく知られている阪神住建のキングマンションシリーズは総トータル70棟以上、総戸数8000戸と大阪市内で確固たる信頼と実績を築き上げています。
キングマンションのテーマは「都市をキーワードに豊かな生活環境を提供する」、ブランドコンセプトは「環境創造」と「生活創造」です。
ここに阪神住建のすべての事業の基本方針を見て取ることが出来ます。
まず都市生活とは何かを考え、キングマンションは立地にこだわっています。
駅から徒歩数分の圏内を厳選し、通勤通学に便利で高齢者でも買い物や外出がしやすいと評判です。
また共有部を充実させ、自然を取り入れた豊かな住環境と永住できる設計プランを提供しています。
女性や高齢者でも安心して暮らせるようなセキュリティ面も充実しており、
5年間保証の最新設備の導入はもとよりバリアフリーや非塩ビ系の内装材を使用するなど入居者が健康に暮らせるよう設備にもこだわっているようです。

●口コミ評価はおおむね好評
キングマンションを購入した方の口コミ評価を見てみましたが好評のようです。
一室が広くて快適、大阪の眺望を楽しめる、重厚感があり緑と水に囲まれた都市生活を満喫できるといった阪神住建のブランドコンセプトに満足しているコメントがありました。
また近くに公園や幼稚園があり子育てにも便利といった意見もありました。

●中古でも価格が下がりにくいキングマンションシリーズ
阪神住建の分譲マンションは収益物件としての取引もおこなわれており、価格が下がりにくいのが特徴のようです。
例えば新淀川にあるキングマンション新淀川は築18年を経ていますが、表面利回り6.7%と比較的高い数字を出しています。
便利な立地にあり新耐震基準を満たしているのでオーナーと居住者に人気があるのが理由のようです。
また管理が行き届いており、体がしっかりしているのが阪神住建のキングマンションシリーズの特徴です。

●足元を見ながら着実な成長を遂げてきた
「より良い住まいづくりに貢献する」という創業以来に基本精神でマンション分譲を続けてきた阪神住建。
バブル崩壊やリーマンショックのような大きな経済危機の時も足元を確かめながら着実に成長してきました。
キングマンションシリーズを見てみると、手ごろな価格で確かな品質を持つ商品を提供するために努力を重ねてきた同社の姿勢が見て取れます。
それらは用地の取得から設計・施工・監理・販売・メンテナンスまで同社で一貫して行っているから実現できたようです。

キングマンションを通じて大阪の街づくりに貢献するということが阪神住建のプライドです。
今後も大阪の街にふさわしい分譲マンション開発を行っていくとのことです。
同社のコンセプトに共感された高い志を持つ方は阪神住建を就職先の選択肢にいれてみてはどうでしょうか。

阪神住建の開発行為に見るコミュニティーづくり

マンション開発と聞くとお金が動く経済的なイメージが先行しますが、実は地域をより良くする行為でもあります。
地域にシンボルとなる新しい建物が出来ると効果は周辺に及び、街全体が明るくなるように感じられます。
交流人口が増え、そこに新しいコミュニティーが生まれ、世代間交流や多文化交流が生まれる可能性があります。
阪神住建が行ってきた都市開発はそれを実現してきたようです。

●一時的な利益を目的とする開発とコミュニティーを生む開発は異なる
阪神住建は大阪でキングマンションシリーズで有名な分譲マンション開発を主に行っている不動産会社です。
創業以来大阪一筋に地域とともに成長を歩んできました。
コミュニティーとともに成長するのが本当の意味での不動産開発であると阪神住建の代表取締役岩崎さんは同社ホームページで語っています。
逆に言えば、コミュニティーをないがしろにする開発行為は一時的な利益を目的としたものであって地域社会に受け入れられず、そういった企業は歴史を見ても長続きしていないようです。バブル崩壊やリーマンショック直後に負債を抱え倒産した多くのディベロッパーの運命がそれを物語っています。コミュニティーを生み出す開発がどのようなものかは地域社会と共生しながら開発を行ってきた阪神住建の姿勢に答えがあるようです。そして、阪神住建にみられるような地域を大切にする企業は好不況に関係なく安定しているように思われます。

●都市におけるコミュニティーづくりの課題
コミュニティーとは行政機関などの上から与えられて作られるものではなく、自然発生的に起きるものです。
それは地域住人の方の何気ない触れ合いから作られて広がっていきます。
残念ながら、近年大都市ではそういった場が少なくなる傾向にあります。
そこで国は公共スペースの整備と引き換えに容積率や高さ制限を緩和するという方針を採っています。
つまり、高密度高層のマンション建設と引き換えに業者に一般の人の利用に適う公開緑地などの公共スペースの設置を義務付けました。
しかし、このように作られる公共スペースはマンション住人だけでなく、
近隣住人の方や買い物客などが自然に立ち寄れるコミュニティーが生まれるようなものになっていないという専門家の指摘もあります。

●都市におけるコミュニティーづくりは用地の取得から始まる
コミュニティーをつくるマンション建設は用地の取得から始まりますが、阪神住建では新しい建物を建てるための敷地の取得は用地部が担当しています。
同社社員のブログによりますと、用地部の重要な仕事には情報収集があるようです。
情報収集はインターネットで不動産情報サイトや公的機関の入札情報などさまざまな媒介を調べるようです。
また、外出先で息抜きをしながら適した土地を探すこともあるようです。阪神住建ではどのようなマンションをつくることが出来るか、
想像力を膨らませながら仕事が出来るのが仕入れの醍醐味のようです。

マンション開発は住戸だけでなく、これまでなかった新しいコミュニティーをそこにつくる仕事。
大阪の街をより良くしたい、地図に残るような公共的な仕事に携わりたい、
コミュニティーづくりに関わりたいといった大きな志を持つ人にとって阪神住建は働き甲斐のある職場のようです。